2011年5月29日日曜日

価格高騰

●日経平均は 139円高、9562円

買戻し、自律反発というところです。


引き続き
デイトレではなく数日間ポジションを持つ時間軸のトレードをするなら
値ごろ感、割安感で買わないことに注意です

裁量、相場観を排除した昨日のオープニングトレードシグナルは
買いで正解でしたが

これはあくまでデイトレの話です。
買いのままポジションを持ち越すリスクは大きいと思われます。

上海は日経が自律反発しても
安値を割ってきています。
景気の先行き不安が大きいことと
インフレ懸念から更なる金融引き締めが続くであろうこと
を嫌気されています。

しかし、更に驚くべきことに
政府の制御が効かなくなっているような状況もあるようです。
昨日の産経新聞によると
中国の電力会社は電力の供給を設備の点検、整備という名目で
一部ストップしていたそうです。これによって
電力不足が発生したということですが
その原因は

原料、エネルギー価格の高騰を
電力料金の値上げでカバーしようとしても
政府の強制的な指導で
値上げに転換させてもらえない。

その為やむを得ず電力の供給を
一部ストップするという
自衛策に出たからだといいます。


この自衛策に政府が折れて
電力料金の値上げがされたということですが


政府の圧力でインフレ押さえ込みのため
企業の価格値上げが許されていないという実態が
あるのなら


中国のインフレ率は思ったとおり
公開されている程度のものでは
すまないということです。
そして、無理やり抑えられている価格も
政府の制御が効かなくなり市場原理で高騰してくる・・・。


世界的にバブル引き締め、金利引き上げ
バブル収縮の流れになって行くのは
とめられません。


その中でバブルの恩恵さえも受けずに
取り残された日本は
より厳しい選択を

国の代表によって強いられる可能性が高いです。


4月28日の9800円台の時点で
ここからは高値掴みをさせられないよう注意です。

とお伝えしていましたが
ここからは値ごろ感、割安感で買うのは注意です。

市場で言われている割安感と
3月29日安値 9317円が下値目処
という意見は希望的なものでしかないと思われます。


一旦は、9000円あたりで止まるとしても

日経平均9000円も割安ではなくなり
9000円割れへ・・。

大きく下げないうちに中途半端に行くと
下落トレンドに持って行かれる可能性あり・・


お伝えしていた日経平均 中期下降トレンドの
下値目処は 8156円、7623円です。


次の変化日
6月6日、6月20日、7月5日、
あたりが注意。



アメリカ1-3月(第1四半期)の経済成長率が市場予想を下回り、
失業保険申請件数も予想以上に増加したことで、
昨晩のNYダウは一時80ドルくらい下げていましたが
切り替えしました。
ただ、切り返しもダレて終わっています。

8ドル高の 12402ドル


そしてNYの波動についても
下記の通り。


NYダウ


2009年3月安値 6469ドルから
2010年4月高値 11258ドル
2010年7月安値 9614ドル

の中期上昇トレンドの目先上値目処は
12759ドル 12902ドル

としていましたが

4月28日に 12876ドルまで到達後
下げています。

上記目先上値目処達成で、波動的にはおさまりよく

今度は
NYダウが2007年10月高値 14198ドルから
リーマンショック、金融危機の2009年3月安値 6469ドルをつけて
今回、4月28日 12876ドルが高値になるとすれば
この波動での下値目処は
11554ドル、9127ドル。※



東証発表の5月第3週(5月16日―5月20日)の3市場1部、2部の
投資主体別売買内容調査では、海外投資家が505億円の買い越しとなっています。
買い越しは29週連続。
最長記録を更新しています。
買い越し額は前週の796億4857万円に対して505億1016万円
となっています。


ユーログループ議長のユンケル首相は、
ギリシャがIMFから次回融資を受けられないリスクがあると言っています。
更にそうなった場合、
ヨーロッパの国がその負担を受け入れることもない
とまで言っています。

いよいよユーロがキナ臭くなってきました。


個人投資家は市場関係者の言葉ではなく
自分の判断を信じて自分の資産は自分で守る覚悟が必要です。





※変化日、6月6日、6月20日、7月5日、
(1日、2日の違いは許容範囲として変化日とします)




●今日の日経先物

昨日の先物は


上値目処は、9550円


としていましたが、
高値 9570円で

ほぼ想定どおり

一方的な動きになる要注意の金曜日

今日はどう動くか。

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CMEは  9565  円

このあたりで寄れば


9530円から9560円のレンジに嵌りそう

レンジを放れれば

上値目処は、9690円、9730円

下値目処は、9410円、9380円

というスタンスで見ます。



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