トレードの中で特に機関投資家が行うのがアービトラージ
裁定取引です。
裁定取引とは2つのものの価格差を利用して行うトレードですが
同じ品質(同質性)の二つの商品に異なる価格が成立していれば裁定取引の対象となります。
現物と先物の裁定、銘柄間の裁定・・・多くのものに裁定取引の機会がありますが、
機関投資家がそれを行うのは利益が大きいからではなく、もちろん確実に儲け易いからですね。
、安いほうを買って高いほうを売れば、裁定取引をした時点で、将来の価格の値上がり/値下がりに関係なく利益を得ることが出来ます。
鞘が収斂した時点で清算すれば、ノーリスクで利益を確定できる取引手法だからです。
この仕組みを利用して 日経225とTOPIXの裁定システムを動かしています。
ご存知のようにNT倍率といわれて、日経平均(225銘柄)とTOPIX(東証第一部上場株)の差額をみる
倍率があります。
日経平均組み込み銘柄によって動く 日経平均は
東証一部全体の動きよりも先行したり、遅れたりします
例えばハイテク株や大型株の動きに日経平均はTOPIXよりも敏感だったりするようなことです
この動きを捉えてトレードするのが
日経225とTOPIXの裁定システムです。
裁定の性格上、鞘を抜くには多くの人が同じ行動をするのは致命的です。
裁定のシステムは少数だけが使って儲けることが出来るのです。
1、TOPIX先物、225先物 アービシステム
日経平均採用225銘柄を対象とした225先物指数と、東証1部上場銘柄全てを対象としたTOPIX先物指数の
2つの銘柄の値動きの鞘を取るシステムです。
裁定取引をおこなうには瞬間的にスプレットの伸縮を見極めて、シグナルが発生したら素早く注文を執行をし
なければいけません。
そうしないと歪みはいずれ是正される可能性が高いからで、このシステムはその部分を利益に変えます。
そしてそのひずみを取るためには 2銘柄分の手数料、スプレッドやスリッページから免れなかったりなどの問題点があります。
そのため、スリページをゼロにするために
寄り付き、大引けのみのエントリー、決済とします。
2、日経225限月間アービシステム。
日経225の限月間(9月ものと12月ものなど)で鞘を取るシステムです。
3、日経225先物ラージ、日経225ミニ アービシステム。
日経225のラージとミニの価格差をとるシステムです。
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